セミナー・講演

エネルギーデジタル化の未来

  • 2017.8.21

当社団の理事・江田が【エネルギーデジタル化の未来】にて講演いたします。ぜひともご来場いただけますと幸いです。

日時 2017年8月21日(月) 13:00~17:00(12:30開場)
会場 〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目3−1
東京大学構内 伊藤謝恩ホール(地下一階)
受講料 1名につき5400円(税込、講演資料付)
申込URL http://www.energy-forum.co.jp/eccube/apply.html

プログラム

基調講演①<13:00~13:20>
エネルギーデジタル化の未来について

エネルギーのデジタル化は、なぜ注目されているのか? 本当に必要なのか?私たちの生活にどのような影響を及ぼすのかについて解説する。

江田健二の顔写真

一般社団法人エネルギー情報センター

理事 江田健二

【略歴】「デジタルテクノロジーと環境・エネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること」を目的に執筆・講演活動などを実施。

招待講演②<13:20~13:40>
電力市場整備の方向性と期待されるイノベーション

更なる競争活性化、自由化の下での電源ベストミックス実現といった公益的課題への対応を目的とした、新たな電力市場整備に向けた詳細設計が議論されている。その議論の方向性、および効率的・経済的な市場メカニズム組成を実現するイノベーションのひとつとなりうる「エネルギーデジタル化」に対しての期待値を概観する。

又吉由香の顔写真

みずほ証券

市場情報戦略部 上級研究員 又吉由香

【略歴】モルガン・スタンレーMUFG証券等を経て、みずほ証券・上級研究員としてエネルギー関連事業の調査に従事。内閣府原子力委員会・原子力損害賠償制度専門部会、経済産業省電力ガス基本政策小委員会・制度検討作業部会の委員も務める。

招待講演③<13:40~14:00>
再生エネルギーの最大限の活用を目指す直流分散電力システムDCOESの現状と展望

再生可能エネルギーの最大限の活用は国連の持続可能な開発目標の重要な項目である。DCOESは電力システムにおいてこれを達成するための電力融通システムであり、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の19棟の教職員住宅を相互に接続し、2014年12月より継続的に運用されている。運用経験より得られた知見をもとに、今後の展望を示す。

所眞理雄の顔写真

オープンシステムサイエンス研究所

代表取締役 所眞理雄

【略歴】(株)ソニーコンピュータサイエンス研究所創設者、(株)オープンシステムサイエンス研究所代表取締役。慶大教授を経てソニーに転出し、執行役員上席常務、CTOを歴任。同大在職中に(株)ソニーコンピュータサイエンス研究所の創設に携わり、社長・会長を歴任。2017年7月より現職。(一社)DEOS協会理事長。

休憩<14:00~14:20>

招待講演④<14:20~14:40>
電力システム改革が切り拓く第四次産業革命

日本の電力システム改革は、単なる市場の自由化にとどまるものではない。グリッドのスマート化・デジタル化によってIoT を推進し、ひいては第四次産業革命を切り拓くものになるという見通しを開陳する。

村上憲郎の顔写真

元エナリス会長、元グーグルジャパン会長

村上憲郎

【略歴】日立電子にて福島第二、浜岡原発の振動試験等に従事。米国DEC人工知能技術センターに5年勤務。元グーグル米国本社副社長兼日本法人社長・名誉会長。前エナリス代表取締役。現東京工業大学長アドバイザリーボード委員。

招待講演⑤<14:40~15:00>
P2P(ピアトゥピア)分散ネットワーク技術によるデマンド制御とその応用

次世代の電力網は分散型でホームゲートウェイ等を通して、多くの電気機器が接続される。小さく多くのものがダイナミックに変化するので、P2P技術を使いローカルに分散協調し、かつ相互に取引が可能なセキュア―でスケーラブルなシステムを研究しており、またその応用として、IoT のデータの取引等について述べる。

山中直明の顔写真

慶応大学

理工学部 教授 山中直明

【略歴】1981年慶応大学理工学部卒業。1983年同大大学院修士課程了。同年日本電信電話(株)武蔵野電気通信研究所入社。特にすぐれた研究者としてNTTネットワークサービスシステム研究所特別研究員を経て、2004年から現職、フォトニックネットワーク、インタネットバックボーンの制御系ネットワークの研究開発に従事、ネットワークのプロトコルを応用した、インフラを持たない新しい電力ビジネスモデル「EVNO(Electrical Virtual Network Operator)」の提唱者。

招待講演⑥<15:00~15:20>
ブロックチェーン技術を用いた電力流通システムの変革

分散型電源が導入され市場原理に基づいて分散的にすることが従来、オームの法則に基づき電圧の高低に従って流れていた電力は、電源の識別が可能となったことで「モノ」として価格の高低に従って流通し始める。このような市場メカニズムに基づく流通システムを電力流通においても実現させる研究を紹介し、将来のエネルギーインターネット社会への展望について論じる。

田中謙司の顔写真

東京大学

特任准教授 田中謙司

【略歴】東京大学博士(工学)、マッキンゼー・アンド・カンパニー、日本産業パートナーズを経て、東京大学助教、2012年より東京大学特任准教授。国土交通省政策参与、日本電気学会D部門技術委員、日本経営システム学会評議員などを歴任。

特別講演<15:20~15:50>
エネルギーデジタル化の未来とデジタルグリッド

巨大なアナログ電力系統が、デジタル電力の台頭でどのように変化し、デジタル電力が識別され、固有のプロパティを持ち出したとき、電力経済システムがどのように変化するのかを描写する。

阿部力也の顔写真

東京大学大学院

技術経営戦略学専攻 特任教授 阿部力也

【略歴】米国電力研究所派遣研究員、九州大学博士(工学)、J-POWER上席研究員などを経て2008年より東京大学技術経営戦略学専攻特任教授、デジタルグリッドの提唱者。

パネルディスカッション<16:00~17:00>
電力自由化とエネルギーデジタル化の未来

  • モデレーター:江田健二
  • パネリスト :講演者他

閉会

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